門松作ります(part.1)
本日は「門松作ります」というテーマでお話します。
この記事は以下の音声配信の文字起こしです
冬の風物詩といえば門松が思い浮かぶと思います。
僕は、数年前から12月になると自分の父親と一緒に門松を作ります。
門松を作ると言っても、お店に置いてあるような立派なものは作れないんですよ。
ただ、自分たちで作る方がなんとなく面白いし、
父親と「最近こんなことがあったよ」「来年はこういうことやっていきたいんだ」なんて会話をしながら作って、コミュニケーションをとれる機会ということもありまして、なんとなく続いています。
最初は、「自分たちで門松を作ったら面白いんじゃないか?」みたいな感じでやり始めたんですけど、やってる本人達(僕と父親)が面白くなっちゃって。笑
僕はわりと凝り性なんですけど、父親も凝り性で。
おそらく遺伝ですね。笑
結構はまっちゃって、毎年同じデザインで作るというよりかはちょっとずつデザインやテーマを変えたりして作ったりしています。
毎年いつもクリスマスぐらいに作ってるんですけど
今年は動画で門松を作ってる様子をせっかくなんで撮影して、収録して、クリスマス前ぐらいに動画としてアップできたらいいなぁと思っています。
もしかしたら門松作ってみたいなって人がいるかもしれないので、
そういう人たちの参考になればいいかなと思ったりしてます。
何か「作ってみた」「作業系」っていうのは、黙々とやっちゃうと思うんですよね。
あんまりそういう時って集中しちゃっておしゃべりができないので、
ほとんど早送り(コマ送り)みたいな動画になってしまうかもしれないんですけど、一応収録しておこうかなと思います。
あとは編集のちゃむさんが面白くしてくれるんじゃないかなっていう、いつもの丸投げ作戦みたいな感じなんですけど笑
作戦というか、以前ちゃむさんが「ただ生きててくれれば後は僕が何とかしますんで」って言ってくれたので、そこはちょっとお言葉に甘えようかなと思います。
まあ、なるべく撮影しながら気の利いたコメントを考えて話せたらなとは思ってるんですけど、多分、あまり期待通りに気の利いたことは言えないんじゃないかなと思っています。
門松って、竹でできていて、松や梅を飾ったりすることもあるんですけど(縁起物なので)これ意外と知らない方って多いのかなと思うんです。
もともと門松っていうのは、門松のメインは竹ではなく松なんですよね。
名前の通り、門に松って書いて門松なんですけど、
もそもとは門松の起源というのは、玄関や門の柱の両脇に松(本当に小さい松ですね)をくくりつけておくというのが始まりなんですよ。
その松も古い松ではなくて、「こういう松をくくりつけておく」っていう細かい決まり(風習)から始まってるんですよね。
なので、竹を三つ並べて、斜めに切って、その他の植物とかを飾り付けたり、南天や千両で装飾するっていう風習はそんなに古くはないらしいんですよね。
庭師とかそういう人たちが仕掛けたんじゃないかなっていう説もあったりしますね。
「竹」は「すくすく育つように」。
竹って成長がすごいじゃないですか。1日で何メートルとか伸びるんですよ。
なので、そういったところに子供の成長を重ねてみたり、長寿を重ねてみたりとかってことで竹を使っているみたいです。
で、「南天」というのは、赤い実ですね。
赤い実が付いてる植物なんですけど、分これから正月飾りのシーズンで門松とか結構お店にホームセンターとかにする所に並んでたりすると思うんでちょっと気にして見て欲しいんですけど
「南天」っていうのは「難が転じる」というのにかけているわけですね。
災難が起きてもは転じて良い事が起きるようにと、そういった意味ですね。
「千両」というのは葉っぱですね。
特に木の実とかがついているわけではなくて、葉っぱなんですけども、
「お金持ちになれるように」「お金に困らないように」っていうげん担ぎということで千両っていう葉っぱを使っていたりします。
南天と千両というのは定番でどの門松にもついているんじゃないかなって思います。
なので、ホームセンターなどで見かけた時に「あ、これか」ってなると思います。
今まで何でそういう植物や木の実が使われていたのかなって気にも留めてなかった方のが多いかと思うんですけど、気にしてみたらどの門松にもちゃんと使われてるなってなるんじゃないかなと思います。
逆に使われてないのがあったとしたら、あんまりそういうの知らない人が作ったんだろうなって思ってますね。
あと、竹を三つまとめて縛る紐があるんですけど、(だいたい黒いひも、あとは白縄や藁縄だったりとか)、
その束ね方が、3回巻いてあるのと5回巻いてあるのと7回巻いてある、3箇所で固定されてることがあります。
立派なやつとかだと結構そういう傾向にあるんですけど、この357っていうのは七五三を表しています。
だいたい昔は、赤ちゃんの死亡率が高かったので、「3歳まで生きれた」「5歳まで生きれた」「7歳まで生きれた」「お祝いしよう」みたいな
そういう感じである一定のラインまで子供が成長すると、なんとか生きれたね、よかったねっていう風にお祝いしたりする。
そういうところからきていたりするようです。
では、これから実家に行って裏庭の竹を切るところからやるんですけども
最初から最後までやろうということで、今から出発してやってこようかなと思います。
まずは竹を切るところからスタート。
part2へ続く…。