火縄銃男子「佐野翔平」の徒然日記

音声配信「現代に生きる武士の徒然配信」を紹介しています。

やっぱり繋ぎ役が向いている

本日は「やっぱり繋ぎ役が向いている」というテーマでお話ししようと思います。

 

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先日、Twitter

#銃を構えるとRTやフォロワーさんが増える

というハッシュタグがあったので、それにちょっと便乗して過去のお祭りや射撃をしてる時の写真をツイートしました。

 

 

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そうしたところ、結構な数のRT、ツイート、いいねをいただきまして、それに合わせて

フォロワーさんも20人ぐらい一気に増えました。

その中で、「火縄銃に興味あります」とか、「かっこいいです」とか、

なんか潜在的に火縄銃に興味持ってた人がリプ(コメント)をくださったり

DMでお話をしたりするようなことがありました。

 

で、そのリプや DM のやり取りの中で、

僕の方にアポ取ってきた方が

「鉄砲を始めるにはどうしたらいいんですか?」

みたいな感じで問い合わせをしてくれる人がいまして…その中で

僕自身が感覚で「他の人とちょっと違うな(熱量を感じるな)」と思った方(もちろんこちらから声かけるって事もあまりないんですけど)に対しては

どこに住んでるんですか?とか、年齢はおいくつですか?とか、職業は何をしてますか?

など、簡単な質問をさせてもらってます。

 

で、なんでこんな質問をするかというと

まず年齢に関しては、火薬を使えるか使えないかっていうところがありまして。

確か18歳未満だと火薬の譲り受け許可がもらえなかったと思うんですよね。

なので、まず18歳以上かどうかっていうのを確認させてもらってます。

 

次に職業を聞いてるのは何故かって言うと、

やっぱり、(現実的な話になっちゃうんですけど)火縄銃自体がそんなに安いものでもないですし、

もし射撃競技をやるっていうことであれば、やっぱり練習はなるべく多くやってもらいたいんですよね。

なぜかっていうと、練習して技術が上がれば日本の射撃選手のレベルの底上げにつながるっていうのもあるんですけど

本当に大事なところは練習をあまりやらないでいきなり大会とかに出ると「事故につながりやすい」っていうのがあるんですよね。

練習と違って、本番って時間制限もあるし、周りの人との熟練度の差っていうのもやっぱり感じるんですよね。

そうすると、焦ったりしてしまって普段できてるはずの操作ができなくなるとか、

火薬と玉を入れる順序を間違えてしまうとか

そういった普段やらないようなことをやってしまうっていう可能性がすごい上がるんですよね。

なので、練習量が多ければ、万が一テンパってしまって頭の中が真っ白になったとしても

体が覚えているっていう状況にはなると思うんですよ。

やっぱり装填の操作だったりとか、火薬もそうだし、狙いを定めてから射撃するという一連の動作が

何も考えてなくても体が勝手に動くくらいに体に染み付いている方が本当はいいんじゃないかなって思ってます。

まあこれは個人的に思ってることなんですけど、

何しろ練習をたくさんやるためには、正社員だったりとか、そうでなくてもある程度金銭的に自立して余裕があった方がいいですよね。ないよりかはあったほうがいい。

なので、そういうのを確認するために職業を確認させてもらってます。

 

後はお住まいの地域地域ですね。

どこに住んでるかっていうのは、もしその射撃競技ができないにしても、お祭りとかで火縄銃に関わることはできるとは思っていて。

僕自身も、その射撃競技とは別に演武やお祭りをする団体に入っていて、(地元の鉄砲隊に入ってます)

なので、お住まいの地域を聞いて、その地域に鉄砲隊があれば 名前を教えさせていただいたり、その鉄砲隊の中に知り合いがいれば紹介させてもらったりとか

そう言った繋ぎ役と言うか、それぐらいだったら僕でもできるんじゃないかなと思ってます。

 

昨日は、そういう話がたまたま多かったので、そういう対応をしましたね。

で、これをやっている時にひとつ思ったのが、やっぱり僕自身は火縄銃がやりたいって思った時に

目の前にいるパフォーマンスをやっている人達を捕まえて

「どこで習えるんですか」って直接聞けたからいいんですけど、

なかなかお祭が身近にあるっていう人たちばかりではないと思うんですよね、実際問題。

なので、そう言った人たちがSNS とかテレビとかでそういう団体の存在を知って、興味をもってやりたいと思った時に

どこに問い合わせしたらいいんだろう?っていう風になると思うんですね。

ただ、今のところそういう窓口があまりにも少なすぎる。

というか、鉄砲隊自身がホームページとかそういうたプラットフォームを持っていればたどり着くこともあるんでしょうけど

今の時点ではそういうことがあんまりないんですよね。調べても出てこない。

口コミとかでしか入れないとか、知り合いを通じてじゃないと入れないとか、

「やりたいな」と思ってる人がいるかもしれないのに、なかなか入り口が見つからないっていうのが現状だと思うんですよね。

 

で、僕が思ったのが

鉄砲隊は全国にあるんですけど、各地の鉄砲隊の情報や入隊方法、問合せ先をまとめたプラットフォームみたいのを作れたら何か面白いことになるんじゃないかな、なんてふと思いました。

これは、新規に火縄銃に関わる人を増やすためでもあるんですけど、狙いがもう一つあって

全国の鉄砲隊の横のつながりをもう少し密にしていきたいなっていう風に思いました。

結構、火縄銃界隈もやっぱり高齢化が進んでいて人口も減ってきてるんですね。

 

元々は各団体それなりに人数がいたので、縦のつながりっていうのは結構しっかりしてるんですよ。

代々受け継がれてくると言うか、先輩方が後輩に教えて、またその下が入ってきたらまた後輩に教えて行くみたいな、そういう繋がりは割としっかりしている方だと思います。

ただ、横の繋がりがあまりにも少なすぎると言うか、人数が減ってきている。

僕自身、他の鉄砲隊に助っ人に行くこともあるんですよ。

それは、たまたま前装銃っていう実弾射撃競技のコミュニティに入っているからこそ、別の県や地域の鉄砲隊の人との交流があって、

そこで名前が知れているから何かあった時に「そういえばあいつ出れるかなぁ」みたいな感じで声かけてもらえるんですよね。

でも、実際に射撃競技をやってない人達っていうのは、その地元とか地域の鉄砲隊にしかつながりってのがほとんどないんですよ。

 

なので、僕がこれからやってきてなと思ったのは、鉄砲隊の横のつながりを作るためにもコミュニティを作りたいなと思いました。

これは、横のつながりを作ることによって(さっき言ったように)人が万が一減ってきた時に助っ人として別の鉄砲隊として演武をすることができるって言うのがまず一つで

もう一つは、その全国の火縄銃の鉄砲隊とつながることによってどこから問い合わせが来たとしてもその方に適した地域を紹介しやすくなる。

たとえば、福島に住んでいる方が僕のところに「鉄砲をやりたいんだけどどうしたらいいですか」っていう風に問い合わせをしてきたします。

その時に、僕自身がそのプラットフォームを作っていて、福島の鉄砲隊の団体を何団体か知ってるんですよっていう風に紹介することができれば

それってその地域の鉄砲隊の人数の底上げにもつながるし、鉄砲をやりたいっていう人にとってもすごいいい状態だと思うんですね。

僕が自分たちの鉄砲隊しか紹介できないですって話だと、せっかく問い合わせてきてくれたのに、全然距離が現実的じゃないから

その人としても「鉄砲やりたい」っていう夢を諦めざるを得なくなっちゃうんですよね。

 

もちろん、横の繋がりなんてどうでもいいんだっていうふうに、賛同できない方には無理に入って欲しいとは思わないんですけど

これから鉄砲っていうもので技術とかもの自体も含めて、次世代に残して伝えて行くんだっていうことを考えるのであれば

そういう中立なコミュニティ…どこの鉄砲隊に加担することもなく、フラットに全国の鉄砲隊にメリットのあるようなコミュニティがあってもいいんじゃないかなとふと思いました。

 

いまはちょっとお祭りとか、そもそもそういったものが減ってきているので、人が足りないとかそういう状況が分からない時期ではあるんですけど

来年以降にそういうコミュニティづくりにもちょっと動き出してみようかなーなんて思いました。

そもそも趣味っていうか好きなものが一緒なので、集まったら集まったで何か面白いことが起こるんじゃないかなっていうのは、感覚なんですけど、思っています。

なので、そうやって紹介したり誰かと誰かを繋いだりするっていうのが僕自身が多分得意なんじゃないかな?って思ったので

そういったコミュニティづくりをやってみようかなという風に思いました。

 

ということで本日はやっぱり繋ぎ役が向いている

というテーマでお話ししました。

それでは素敵な一日をお過ごしください。

佐野翔平でした。

 

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