天竜産業観光まつり
本日のテーマは「天竜産業観光まつり」というテーマでお話をしようと思います。
天竜産業観光まつりとはなんぞや?っていうことなんですけど
これは、静岡県の浜松市の天竜区二俣町のクローバー通り商店街っていう場所でやっている地元のお祭りなんですけれど
11月3日の文化の日に毎年行われているお祭りです。
第46回天竜産業観光まつり にて
ただ、今年は例外なくコロナの影響で中止となっています。
で、このお祭りに今「信康行列」っていう催しというか、一つのコンテンツがありまして
その行列に僕が参加させて頂いてるので、それについてちょっとお話ししてみようかなと思いました。
この日は、その商店街が歩行者天国になりまして、通りに露店がすごいたくさん並びます。
例えば、五平餅や串焼きなど、色々と秋の味覚が販売されていたりその土地のグルメがあったりします。天竜にゆかりのあるものですね。
で、信康行列っていう催しがその中にあるんですけど
「信康って誰なの?」って言うとですね、
徳川家康の長男が「信康」っていいます。
徳川家康の息子と言うと秀忠が有名なんですけど
実は、秀忠より前に長男がいたんですね。
で、徳川家康が一番最初に結婚した相手が今川の血縁者だったんですけども、
今川家との間に生まれたのが、この信康なんですよね。
(当時の名前が岡崎三郎信康)
で、今川は桶狭間の戦いで織田信長に討たれて今川家としては実質滅びました。
ただ、信康と家康の奥さんは今川の血縁なんですけれども命が残ってるわけですよね、(今川家から徳川家に嫁いでるので)
一応血縁者ではあるんですけど、徳川家の人間ということで、滅ぼされる対象にはならないんですね、本来は。
ただやっぱり今川義元っていう武将がとても素晴らしい武将だったっていうこともありまして
織田信長からしてみれば、この家康の息子もそれなりに驚異のタネには間違いなかったんですね。
これも諸説あるんですけど、信長からしてみればこの家康の息子が何かやるかもしれないと。
そういう思いはあったようです。
なので、この信康は信長に謀反の疑いをかけられて切腹を命じられてしまうわけです。
で、信康は二俣(ふたまた)城っていうお城を与えられていたわけなんですけれども
そのお城で若くして切腹して亡くなったという歴史があります。
本来、長生きしていれば徳川家康の嫡男として、二代目の将軍になっていたかもしれないんですけど
そういう時代の運ですよね。たまたまそういった流れで死ななければならなかった、そういう人物なんですよね。
その信康を祀るお墓が、この天竜区二俣町の”清瀧寺”というお寺にあります。
で、この清瀧寺っていうのはまさしく信康を供養するために家康により建立されたお寺なんですね。
清瀧寺っていう名前も家康がつけたとされています。
後は、この信康のお墓の他にゆかりのある人物として吉良、大久保、中根、青木っていう武将のお墓もあります。
吉良は信康が切腹する時に殉死しています。
大久保は徳川譜代の重臣で、二股城主を務め、後に小田原城主となり、何年か経った後に信康と同じ9月15日に亡くなっているそうです。
中根と青木は、武田信玄が二俣城を攻めた際に守備したお城が落とされています。その後三方ヶ原の戦いで戦死したそうです。
当時はね、戦が主だったので、戦場で死んでしまう人もいれば
計略とかに策略にはめられて自ら命を落とさなければならない、そういう状態に追い込まれてしまうという武将もいるそうですね。
で、この信康行列に僕がどのように関わらせていただいているかと言うとですね
地元のこの天竜地区の中学生や高校生が装束を身にまとって行列を作って、パレードみたいな感じで行進して商店街を練り歩くんですけど
その衣装の着付けだったりとか、あとは要所要所で殺陣(たて:激しい斬り合いの場面)と言うか、
ちょっとしたパフォーマンスを見せるんですけど、その型の指導をしたり、
後は僕自身が鎧を着たりして同じように先導しながら練り歩くなど、そのようなことをやっていました。
これがやっぱり年々盛況になっていくと言うか規模が大きくなって行って、
見に来てくださる方達もやっぱちょっとずつ増えていってたんですよね。
残念ながら今年はなくなってしまったんですけど、また来年このお祭りがどのような形で開催されるのかすごい楽しみではあります。
一応、11月3日っていうのは本当に毎年毎年この場所にお世話になっていて、
今年はないんですけど、そういう日だったよなーと思ったので今日はこの天竜産業観光まつりのことについてお話ししました。
なんかね、年に一回しか会わない子供達なんですけど、毎年遊びに来てくれて
「今年も来てくれたんですね」なんていう風に言ってくれたりするので、やっぱそれが嬉しくて、
一年に一回しか会わないにしても、「去年確かにこの子達に衣装を着せたな」とか「たくさんお話ししたな」なんていうのを思い出しながら
毎年毎年新しい子供達に衣装を着せたり、歴史の話をしたりするのが楽しみだったりしています。
早く今まで通りの日常が1日も早く戻ればいいな、なんて思っています。
それでは素敵な1日をお過ごし下さい。
佐野翔平でした。
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