火縄銃男子「佐野翔平」の徒然日記

音声配信「現代に生きる武士の徒然配信」を紹介しています。

火縄銃男子になったきっかけの話

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火縄銃男子になったきっかけの話

 

おはようございます。

現代の武士こと、佐野翔平です。

火縄銃射撃競技選手だったり、伝統工芸品の販売をしたり、コミュニティ型ファンクラブ「佐野翔平の挑戦」の運営をしたりしています 。

この放送は、コミュニティ型ファンクラブ「佐野翔平の挑戦」の提供でお送りします。



さて、本日のテーマは、「火縄銃男子になったきっかけ」というテーマでお話ししていきたいと思います。



僕が火縄銃男子しょうへいということで活動させていただいているんですけれども、なぜ僕が火縄銃男子になったのか?そのきっかけとなる出来事についてお話ししていこうと思います。

 

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一番最初に僕がはじめて火縄銃という存在を知ったのは学校の教科書なんですけれども、実際に本物を見たのが中学2年生の時です。自分の実家の近所でお祭りがありまして、本当にちいさなちいさなお祭りだったんですけれども、そこで、たまたま火縄銃の演舞を目撃してしまいました。

そのお祭り自体はほんとうに僕が小学生、もしくはもう少し小さい時からずっとその場所で行われていたお祭りだったんですけれども、中学2年生のときに突如、火縄銃の演舞がお祭りのプログラムの中に組み込まれまして。

毎年、そのお祭りには近所だったので行っていたんですけれども、そこではじめて火縄銃を目にするということですね。

で、その時に、ものすごい衝撃が身体中をかけめぐるというか。

その時にですね、やっぱり教科書とかでは存在自体は知っていたんですけれども、その本物が目の前にあるというのがとても衝撃でした。

どう衝撃だったかというとですね、教科書とかそれこそ物語りや映画、アニメ、漫画、そういったもので火縄銃とかが出てきたりしたときに、あまりにも浮世離れしているといいますか、現代社会において馴染みがなさすぎて、もうね、別世界のものかと思ってしまっていたんですよね。

実際には、一つの時代として繋がっているのにもかかわらず、時間というものがですね、感覚を鈍らせると言いますか、もうファンタジーみたいな、そういうものがあったとしても、それは現実世界のものではなくて、僕自身のどこか知らない場所で知らない人が取り扱っていた空想上のものというか(笑)、本当にあるかどうかにわかに信じがたかったわけですよね。やっぱり見ていないので。

ただ、目の前でそれを見た時に、「あ、教科書に載っていたアレは実在しているんだ」と。「本当にそういったものがあるんだ」というのに驚いたのと、それと同時に、昔の人が、いろいろ戦をしたりとか、もちろん生活をするわけですよね。生きていたわけですから。その歴史がつながって、今の僕たちがいる。

今、もしかしたらですよ、今僕が立っているこの場所に、その人たちが立っていたかもしれないというのをこんなに具体的な言葉で感じたわけではないんですけれども…一瞬でいろいろ体の中に、頭の中にかな?流れ込んできたというか。

なんかすごいゾッとした感じだったんですよね。

で、それを見たその時から、「あ、なんかすごいな。歴史すごいな」みたいな感じになって、戦国時代を中心とする日本の歴史とか、そういうようなものに興味をもっていくようになりました。

 

まあ、とはいえ中学2年生なので、火縄銃とか、そういうものを見たとしても、そういう時代とかが好きになったとしても、そういったものに対してどういったような接し方をしていたかというと、単に時代物の漫画やゲームだったりとか、歴史をジャンルや一つのコンテンツとして楽しむっていうような触れ方しかできなかったわけですよね。

そういった状況が、中~高と続いていきます。

で、就職して社会人になってしばらくした頃にですね、2年目、3年目かな?いろいろありまして、趣味を探していたんですよ。

なんかもっと自分がのめり込めるような、自分がハマれるものが欲しいなと思っていまして。

その時は一眼レフとかミラーレスとかのカメラにハマっていて、まあもちろん毎年お祭りは行っていたので、その年もお祭りには行きました。

で、お祭りに行った時にお祭りの様子を撮影していたわけですよね。その時にはじめて、そのお祭りに呼ばれた外部から来た甲冑隊の人たちと出会いました。

その甲冑隊の人が僕に「あなたはカメラマンですか?」と声をかけてくださいました。

僕はただ好きでやっていただけなので、「いや、趣味です」と答えたんですね。すると、「なんかすごい撮り方が上手だからカメラマンかと思いました。なんでそんなに一生懸命撮るの?」と聞かれたんですよね。そこで僕は「こういう歴史のものとか好きなんですよ」って答えて。

そしたらその方が「実は来週、別の場所で僕が主催の歴史物のお祭りをやるんだ」と言っていまして、もうほんとに風貌が役者みたいなんですよね。鎧も本格的なもので、役者さんみたいな出立。

で、顔も整っているし、堂々としているし、そのときほんとに「ここのお祭りはそういう役者さんやプロの方をお呼びするような規模になったのかな?」なんて思っていたんですが、実はその方達はボランティア団体っていうのかなあ?まあボランティアじゃないときもあるんですけれども、依頼されると地方のお祭りとかに出向いてお客様をおもてなしするとか、そういった活動をされている方々だったんですよね。

のちのち僕もその甲冑隊には所属することになるんですけれども。

 

で、その方に誘われてお祭りに行きました。「来週やってるから来なよ」と言ってもらえて、行きました。

そしたら、その方が「本当に来たよ」みたいな。行ったらですよ?来なよって言われたから行ったんですよ。

その方は伊藤さんっていうんですけれども、「伊藤さんきましたよー」って言ったら「あ、ほんとに来た」って言ったんですよ。「え?」ってなるじゃないですか(笑)

でもまあ、大概の人は、そういう会話は社交辞令で終わっちゃうパターンが多いらしくて、僕はそこを間に受けてしまって本当に行っちゃったんですよね。

行っちゃったというか、誘われたから行ったんですけれども。

で、「せっかく来てくれたからこれあげるよ」っていって、お祭りのスタッフの首からかける証明書みたいなものをくれたんですね。

「これつけてるから、自分の好きなところ入っていって写真撮っていいよ」って言ってくださったんですよ。

その時に、もちろん自分が見た鉄砲隊の人たちもそのお祭りに呼ばれていて、「あれ?おまえ先週も会ったな!」みたいな感じで、ちょっと認知してもらえてたんですね。

まあ地元も近いってことだったので。「わざわざ来たのか」みたいな。「いやー、もう、見たくてきました」と。

で、まあそれでお祭りが終わって、その伊藤さんの片付けとか手伝っていたんですね。

で、「実は僕、鉄砲やりたいんです」みたいな話をして「ああ、そうなんだ」みたいな。

その時は軽い感じだったんですね。で、その日は終わりましたと。

 

で、1年経ちました。なにごともなく。

 

で、その僕が鉄砲を毎年見に行っているお祭りの日が近づいてきて、その前日くらいに伊藤さんに連絡して、「今年もお祭りに来るんですか?」と連絡をしたんですよ。

そしたら「行くよ」と連絡が来て、「ああ、じゃあ僕もまた見に行きますね」なんていうふうに言ったら、伊藤さんが「地下足袋(じかたび)ある?」って。地下足袋って大工さんとかが履くような履物なんですけれども、地下足袋ある?って聞いてきたんですよね。

そのときは無かったんですよ。だけど「買いに行けばありますよ」って言ったら「あ、じゃあそれ持ってきて」っていうようなことを言ってくださって。

ちょっと期待するじゃないですか。なんだろう?みたいな。で、まあ買って当日お会いして、そしたらなんと、鎧を着させてくださったんですよ。

「翔平ちゃん、これ着なよ」って言ってくださったんですよ。もうすごい嬉しいじゃないですか、そういうの好きだし、着たことないし。それでもう、「ありがとうございます」ってほんとにもう食い気味で着させてもらって、甲冑隊のメンバーの一員としてその日はお祭りを楽しませて頂いたんですけれども。

鉄砲隊に入って火縄銃を撃ちたいっていうのを覚えていて下さって、楽屋が近かったので、「鉄砲隊の会長さんに僕が話をつないであげるよ」って言ってくださったんですよ。

で、お祭りが終わって最後着替えている時に、「この子、火縄銃やりたいらしいですよ」って言ってくれて、その時もその会長さんたちは、当時僕は20代前半だったので、「こいつ頭おかしいんじゃねぇの?」みたいなそういう感じのリアクションだったんですよね。「そんなに若いのに鉄砲やりたいって言ってきた奴は今までいない」みたいな。

まあでももう、取り憑かれちゃってたので、ほんとにもう夢中だったんですよね。

で、「ほんとにやりたいならここに来なさい」っていうふうに名刺をくださったんですよね。

で後日その名刺に書かれていた連絡先に電話をして、「いついつに伺いたいんですけれども」と。で、行って、話をして、「ずっと昔から鉄砲を見てました。でも見てるだけじゃ居てもたってもいられなくなってしまったので仲間に入れて欲しいです。」ってもう、熱い想いを伝えて、仲間に入れてもらったっていう感じですね。

 

仲間に入れてもらうまでは本当にパパッと説明してしまったんですけれども、本当に甲冑隊の伊藤代表には感謝していますし、伊藤さんがいなければ僕は鉄砲隊にも入っていなかったし。

で、その時その鉄砲隊に入ることを快く受け容れてくれた会長にはすごく感謝しています。

その後、いろいろ自分の中でもそういう活動に対する考え方の変化とかもあったんですけれども、それについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

 

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そんな感じで、中学2年生の時にはじめて火縄銃に出会い、数年間その想いが続いていて、ある時、ひょんなきっかけからそういう業界に足を踏み入れることになったという、火縄銃男子になるきっかけの話でした。

 

それでは素敵な1日をお過ごしください。

佐野翔平でした。

 

 

 

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